『正しい娘。』
⚫️⚫️⚫️共闘のブラックホール⚫️⚫️⚫️
あの思い出のブラとパンツを切り刻んで繋ぎあわせたらブラックホールが出来た。
材料:2年前の八丈島企画’14で女の子たちから受け取ったパンツたち。あと♂テキスタイル。
繋いだピースはおよそ666個。業を背負った下着たちと♂テキスタイルを繋げたらビッグバンみたいな何かが起きるはず、という思い込みでやりました。
土星の六角形のニュースを見た。29.5歳にやってくるというサターン・リターンに抗うような、お守りみたいな意味を込めた。六角形は自然界の秩序に適した形。幸福を招くという意味があるという。スピってごめん。
八丈島企画 大森靖子の夏休み’16ワンマンライブ当日はブラとパンツを提供してくれた女の子たちと再会できた。
みんな顔つきもジャンルも違う女になってしまった。強くなっていた。たぶん私も違う形になった。当時の芸風は死にたい死にたいと消滅願望を連呼していた。そのわりによく食べよく眠りよく働いて、より野太くなって生き続けている。
久しぶりに会えた靖子ちゃんはさらに強く美しくなっていた。美⚫️
2年前は自殺をテーマにした装飾をつくったのだけど、もう死にたい=愛されたい なんて言えなぃ…///なんてお話を、靖子ちゃんとした。あとiphoneの画面が割れている人は異常性欲者が多いという都市伝説を披露しちゃった。すぐ他人の性欲で盛り上がるのが私の悪い癖。
大森靖子の弾き語りの引力にのみこまれた。
2年前のあの女の子たちはもう居なくなってしまったけれど、あの時たしかに存在した感情たちは彼女のブラックホールにのまれて、昇華されたように思えた。
余談。
業の深さNo.1パンツは左下の黒×ピンク。タグに名前が書いてあるの。
理由は精神病院に入院していた時のものだからですって…
このパンツの呪力を物語る1枚。(2年前)
3年前は1人で八丈島に来て、親切な知らないおっさんと一緒に会場にたどり着いた。2年前は別の知らないおっさんと島に来て、もっと知らないバンドマンに劣情をもよおしたよね。
今年はユキちゃんが同行してくれた。ゆっきゅんも合流。
「さよなら、男ども。」Tシャツを着用したチームPENISのアー写。
共に戦える友人に囲まれて暮らす夏だった。
合宿状態で制作を協力してくれた最強で絶倫の2人、でんきさんとmihoさん(仮名)
私たちの共闘のブラックホール。
大森靖子2016全国ツアー『TOKYO BLACK HOLE TOUR』新⚫️zの背後でブラックホール開けています。
♂凹版画ワークショップ♂
新宿眼科画廊でプレス機を使った凹版画ワークショップを開催します。
日程:
3月14日(月)14:00~19:30
3月15日(火)14:00~19:30
3月16日(水)14:00~17:00
会場:新宿眼科画廊(スペースS)
〒160-0022 東京都新宿区 新宿5-18-11
参加費:3,800円
制作時間:30分〜1時間程度(自由です)
ワークショップで制作した凹版画作品はお持ち帰りいただけます。
使用機材:
【インク】シャルボネ社/銅版画用水性インク
【版】ドライポイントプレート(銅版画のドライポイントが再現できる特殊な加工をした紙版)
【紙】ハーネミューレ紙
参加方法:
ワークショップ開催時間内にご来場ください。
3/14日(月)14:00~19:30、3/15(火)14:00~19:30、3/16(水)14:00~17:00
※混み合うと30分~お待たせする場合があります。私も焦る。予約が安心です。
予約方法:
twitterからDMしてください。お名前、希望時間、参加人数をお知らせください。
男について語りながら、一緒に版♂を削ったり圧をかけて版画を作りましょう。
※ペニス以外の作品でもOKです。
プリンレディpresents 増田ぴろよ劇場『愛の若草物語~呪いの女系家族に生まれて~』
私の半生が演劇になります。
- この物語は、北関東の田園地帯に代々続く由緒ある女系家族に産み落とされ、ペニスを心底憎みながらも真実のペニスを探し求め、振り向くことなく走り続けている増田ぴろよと、彼女の二人の姉と一人の妹が、もがき苦しみながらも自分の運命を切り開いていくロマンである。-
プリンレディpresents 増田ぴろよ劇場
日時:2015年7月7日(火) - 8日(水)開場19:30/開演20:00~
開場:新宿眼科画廊 スペース地下
【脚本・総監督】美貴ヲ(プリンレディ)
【出演】ゆっきゅん、川畑usi智史、遠藤ちえ、衣純、増田ぴろよ ※公演後に出演メンバーによるチェキ会、物販有
【オープニングトーク】※スペシャルゲスト有
「ぴろゆっきゅんの歌謡ショー」
【チケット予約】※予約特典あり
7月7日(火)→http://piroyo01.peatix.com
7月8日(水)→http://piroyo02.peatix.com
協力:舞台芸術創造機関SAI 美術:増田ぴろよ+美貴ヲ 衣装:Drink me 映像:ナマコラブ
『愛の若草物語〜呪いの女系家族に生まれて〜』について語らせてよ。
この演劇は2015年7月7日(火) と 8日(水)の2日間。20:00~から90分間(3部構成)の出来事です。
たった2日間だけの生ものです。また人権侵害をしてしまいそうなので記録には残せません。
家族というものがとても怖い。2011年に血族が解体した出来事があって、何が起きたのが誰が悪かったのか。何もかもが解らないし見えていないからとても怖い。
男についてはぺらぺら物語ることができるのに、私が生まれ育った女だらけの家族を語るのはまったく言葉が出てこない。
私の作品は私の私による私のためのセルフストーリーなのに、女のことになると何も見えない。
だからプリンレディの団長こと美貴ヲさんの視点と力を借りて、自分の生まれ育った女系家族を物語る挑戦をします。
育ちがいいけど性根をこじらせている人はだいたい友達で、美貴ヲさんはとっても同じ臭いがする。ときどき自傷のようなミソジニーを抱えているのが見え隠れするのも他人事じゃない。
この企画の話をいただいた時、美貴ヲさんと私のコラボはラーメンVSたぬきうどんのような、近いからこそ殺し合ってしまうのではないか…と、おびえてしまったけれど、道が2つあったら面白くて危険な方を選ぶのが美貴ヲさん。信頼しています。団長に私の自我を預けます。
いったい何が起きるんだろう。
何をするのかもわからないまま参加してくれたアイドルゆっきゅん、川畑usi智史ちゃん。美貴ヲさんが呼んでくれた遠藤ちえさん、衣純さん、海堀さん。
私と関わることのリスクよりも面白さを重視してくれる、器が超大きい人たちの力を借りて、究極の自作自演愛憎劇を繰り広げます。
アーティストトークもします。ゆっきゅんと一緒に歌謡曲を交えたショーをするよ。
今の私と、昔の私。私につながるすべての女たちへ向けて、作品について語る…というか男の話ばかりをする予定です。
私の人生が芸術だと本気で思っています。
生の私に会いに来てください。
増田ぴろよ
2014年1月 七人の七菜乃展
2014年を振り返る 1月の思い出。
『七人の七菜乃展』に参加しました。
特殊モデル”を自称するモデル「七菜乃」。クリエイターたちの「イメージ」という一種の欲望を顕現するため、彼女は時に母となり、時に聖女となり、時に妖婦となり、時に生贄となる。時代性や属性から解き放たれた変幻自在の彼女を前に、クリエイターたちは自らの奥底に澱のように堆積した「イメージの残滓」を解放せずにはいられない。と同時に、赤裸々となる欲望とも、真摯に向き合わざるを得なくなる。作品としての「結構」と、被虐的ですらあるこの「イメージの解放」がせめぎ合いながら、「二つ巴の紋」のように均衡した時、ヌード写真はひとつの品格を手に入れる。だとすれば、今回の7人のクリエイターは、確かに品のある絶妙な仕事を成し得ていると言えるだろう。それは個々の力量と真摯な精神活動=“葛藤”の結果であることは言うに及ばないが、もうひとつ、変幻自在に作品の触媒として機能した七菜乃というモデルの魅惑を無視することはできない。7つの葛藤が、ひとりのモデルを七色に染め上げた。「7人の七菜乃展」、それを目撃できる至福に、貴兄もなす術なく大いに溺れるがいい。(玄光社フォトテクニックデジタル編集長・藤井貴城)
フォトテクニックデジタル12月号「7人の七菜乃」特集
「七人の七菜乃」は7人のクリエイター(上野勇/田口まき/武井裕之/伴田良輔/舞山秀一/増田ぴろよ(撮影:内野秀之)/村田兼一 ※敬称略)による競作特集でした。
七菜乃ちゃんについての文章も書きました。
7人の七菜乃展
7人の七菜乃展
上野 勇/田口まき/武井裕之/伴田良輔/舞山秀一/増田ぴろよ/村田兼一
2014年2月7日(金)~23日(日)
開廊時間:12時~18時(金曜日は19時まで)休廊日:月曜日・火曜日
特殊モデル”を自称するモデル「七菜乃」。クリエイターたちの「イメージ」という一種の欲望を顕現するため、彼女は時に母となり、時に聖女となり、時に妖婦となり、時に生贄となる。時代性や属性から解き放たれた変幻自在の彼女を前に、クリエイターたちは自らの奥底に澱のように堆積した「イメージの残滓」を解放せずにはいられない。と同時に、赤裸々となる欲望とも、真摯に向き合わざるを得なくなる。作品としての「結構」と、被虐的ですらあるこの「イメージの解放」がせめぎ合いながら、「二つ巴の紋」のように均衡した時、ヌード写真はひとつの品格を手に入れる。だとすれば、今回の7人のクリエイターは、確かに品のある絶妙な仕事を成し得ていると言えるだろう。それは個々の力量と真摯な精神活動=“葛藤”の結果であることは言うに及ばないが、もうひとつ、変幻自在に作品の触媒として機能した七菜乃というモデルの魅惑を無視することはできない。7つの葛藤が、ひとりのモデルを七色に染め上げた。「7人の七菜乃展」、それを目撃できる至福に、貴兄もなす術なく大いに溺れるがいい。(玄光社フォトテクニックデジタル編集長・藤井貴城)
Feb 7 (Fri) -Feb 23(Sun) “The Seven Nananano ”
Gallery hours during the exhibition are 12:00-18:00 from Wednesday through Sunday (19:00 on Friday)
The Gallery is closed on Monday and Tuesday.
Nananano considers herself a “Specialty Model.” In compliance with the “image” to which the artists she works with aspire, at times she becomes a mother, at others a saint, a seductress, and even a sacrifice. Before her protean visage that transcends era and attribute, the artist must stir up the sediment and unleash the accumulated “dregs of the image.” At the same time, they must seriously confront their unvarnished intention. As works of art, the “construction” of the work conflicting with the “unabashed image” come into balance like the “two-comma crest” bringing a dignity to nude photography. Considering this, I would say that seven artists have achieved a high level of quality in this exquisite work. And while it goes without saying that the diversified product of distinct individual abilities and their sincere spirit can result in “discord”, there is one thing that cannot be ignored: Nananano, the fascinating model who served as the catalyst for this kaleidoscopic collection. Even if you have no experience in art, you may still indulge in the immense bliss of viewing the “The Seven Nananano Exhibition.
” Photo Technique Digital (Genkosha), Chief editor, Fujii Takaki
7人の七菜乃展で制作した「新宿回転ベッド×七菜乃ちゃんポストカード」全9種類+a
神保町画廊のUstreamアートコンシャスチャンネルの収録風景。司会は口枷屋モイラさん。
出演:七菜乃、舞山秀一、上野勇、藤井貴城、増田ぴろよ
「7人の七菜乃展」のイントロダクションも寄稿している藤井貴城さんのtweetがすばらしく文学!です。
"物語への誘い…村田兼一さんの七菜乃作品。バイオリンを構える彼女の意思的な目と体のラインの美しさ。"
"インテリジェンスという衣をまとうヌード作品。舞山秀一さんの七菜乃作品。"
"雑誌グラビア的前衛へのオマージュ。伴田良輔さんの七菜乃作品。"
"押し絵のような写真。増田ぴろよさんのつくる写真の世界にのめり込む兄はやがて遠眼鏡の向こうに消える。"
"光まばゆい水彩画のような武井裕之さんの七菜乃作品。"
"休日の七菜乃さん…かのような、さりげなく、ほどよい弛緩と生っぽさ。田口まきさんの七菜乃作品。"
"少年の憧憬と戦き。年上の人はいつも自分を見ていない。上野勇さんの七菜乃作品。"
七菜乃ちゃんの存在自体が、文学との親和性が高いのです。
八丈島企画「大森靖子の夏休み」'13
東京に住んで3年目に大森靖子さんの音楽に出会った。(自業自得で)アイドルの現場に疲れきっていた季節だった。ライブハウスへ行けば大森靖子さんのライブを毎日のように見られる環境に東京在住の幸せを噛み締めていた2013年の夏。
情報は「大森靖子の夏休み」というタイトルだけで、それが何なのか、なぜ八丈島なのかはまったく解らない。解らないけど面白そう。大森靖子さんのライブを八丈島で開催なんて、絶対に面白い何かが起きるに決まってる。
アイドルの現場で鍛えた勘は当たっていた。
狂気を感じるペーパークラフト「ともだちさっちゃん」
魔法が使える靖子ちゃん。
2時間も車を走らせれば八丈島を一周できてしまう。2日間も滞在していると、島の人はVIPねえさんと呼びだした。裏ルートでレンタルした千葉ナンバーの車を乗り回す私は謎の存在だったみたい。
ドルオタの友人談「CDを100枚買ってもアイドルはこんなことしてくれないよ(;;)」
底土の字面を見て「私のことだ…」とつぶやく匿名少女ちゃん。あらためて好きだなと思った。